10月、食品では過去最多の6500を超の品目が値上げされるなど“値上げのピーク”だと言われています。相次ぐ値上げラッシュの影響は子どもの給食にも及んでいます。
■東京駅ホームで30年超営業そば店が閉店 背景にコロナ禍・物価高
東京駅の東海道新幹線のホームで、30年以上営業してきた立ち食いそば店「東京グル麺」。9月30日、お客さんから聞かれたのが“さみしい”という声。

お客さん
「最後なので食べに来ました」
「寂しいですけれども…ありがとうございましたというよりお疲れ様でした」

名物の「かつ煮そば」は完売。多くの人に愛された長い歴史に幕を下ろすことになりました。
JR東海パッセンジャーズ店舗事業部 久保田雄さん
「正直、静かに閉めていくのかなと思っていたんですけど、想像以上にお客様に最後にいらっしゃって頂いて感謝の気持ちでいっぱいというのが正直なところ」
閉店を決めた理由については…
JR東海パッセンジャーズ店舗事業部 久保田雄さん
「コロナ禍においてお客様の利用者数(の減少)を鑑みて閉店させて頂いたんですけど、(小麦など)物価の値上がりなども一因と捉えています」
■値上げの影響は子どもたちの“楽しみ”にも…
2022年最多、6500品目以上が値上げとなる10月。相次ぐ値上げの影響は、こんなところでも…
栃木県・宇都宮市にある保育園「しらゆりこども園」。子どもたちは外でいっぱい遊んだり、室内で歌を歌ったりする様子も。
そんな子どもたちが楽しみにしているのが…
子どもたち
「いただきます!」
給食の時間です。9月30日のメニューは、ハムカツに、デザートのバナナ、コーンごはん、ラタトゥイユなどでした。

女の子
「おいしかった。デザートのバナナ」
女の子
「コーンのご飯だった」

男の子
「おいしかった。いつもにんじん食べてるよ」