まもなく、アメリカの大統領が代わる。2期目となるトランプ氏だが、就任前から周辺国に対する過激な発言が大きく取り沙汰されている。石破総理は、どのようにトランプ氏に対峙し新たな日米関係を構築していくのだろうか。

石破総理 信頼関係の構築どうする?

トランプ氏と日本の関係で象徴的なシーンの一つは、安倍元総理とゴルフを楽しんでいた姿ではないだろうか。良い信頼関係を構築しているようにも見えた2人だが、石破総理はトランプ氏とどのように関係を築いていくのか。実は石破総理、高校時代にはゴルフ部に所属していたが、両者の“ゴルフ外交”が見られるのかは全くの未知数だ。

まだ直接対面したことのない2人だが、トランプ氏が大統領選の勝利を確実にしたあと、石破総理はトランプ氏に祝意を伝える電話をしている。5分ほどの短いもので、じっくり話せたわけではない。

日本時間1月21日未明に行われる大統領就任式には、岩屋外務大臣が招待を受けた。就任式に外務大臣が呼ばれることは極めて異例で、次期国務長官となるマルコ・ルビオ氏と会談の機会を作れるのかということが注目されている。

実現すれば、日米同盟の重要性や日米間に限らない各諸課題に対する日本の考えを伝えることができる。また、2月中にもと噂される「日米首脳会談」の実現に向けた“地ならし”ともなる。そういう意味では、岩屋外務大臣が訪米することは大きな意味を持っている。