今年4月、第二管区海上保安本部の仙台航空基地に着任した新人の機動救難士2人が、一人前の証である「オレンジ服」を受け取りました。2人は今後、実際に現場での任務にあたることになります。
二管本部の仙台航空基地で行われた式には半年間の訓練を終えた新人機動救難士の安発匠(あわ・たくみ)さん(27)と宮島祥(みやじま・しょう)さん(29)の2人が出席しました。


機動救難士は海難事故の際に船の上などから人を救助するのが主な任務で、海上のヘリコプターからの救助も行うため「空飛ぶ海猿」と呼ばれます。
2人に貸与された機動救難服は、一人前の機動救難士の証で通称「オレンジ服」とよばれています。2人はさっそく憧れのオレンジ服に袖を通し、気持ちを新たにしていました。

安発匠さん:
「この服に似合うような機動救難士になろうと思います」

宮島祥さん:
「絶対に自分の手でどんな要救助者も救うという熱い気持ちをもった機動救難士になりたい」

式の後、2人は基地の中で訓練にのぞみ、ヘリコプターでの人命救助の手順を確認していました。機動救難士は海難事故の救助などが主な任務で、2人はきょうからオレンジ服を着て、実際の任務にあたることになります。
