■演技経験はゼロ「台詞を読むと、ナレーションに聞こえる」

森田絹子キャスター
小林さんは、これまでに演技の経験はあったんでしょう?

RSK 小林章子アナ
まったくないんですよ。

台詞を読むと、全部ナレーションに聞こえるとか、朗読みたい、ニュースっぽいんだけれどとかの指摘があって、自分では自然に演技しているつもりなんですけれど、確かに映像を確認すると「おっ、ナレーションですよね」という感じで。

ただ、どうやってその癖を取るか、難しかったですね。それでプロの俳優さんに指導していただいて、少しずつ直していくというか…。

真逆だなと思いました、アナウンサーの仕事と。

アナウンサーって、そんなに感情の振れ幅がなく、お伝えすることが多いですけれども、演じる時は、その感情の振れ幅を大きくすることで、ただそれを表情や動作で伝えようとすると、かえって伝わりにくくなる。

だから、表情を出さないように、心を動かす、内面を動かすということを教えていただきました。

堀啓知キャスター
普段の私たちのアナウンサーの仕事としては、意識しない部分ですけれども…。