いよいよ巨大ブロッコリーを設置!搬入作業は夜通し

8月16日、最終便の運航を終えた午前0時の空港は、異様な緊張感に包まれていました。トラックの荷台にはあの巨大ブロッコリーが。
(関西エアポート 田中康太郎さん)
「ブロッコリーのオブジェをクレーンでつり上げて、現場に設置する作業を今からしていきます。大がかりですね」

高さ3m余り。横たわっていてもその大きさがわかります。前代未聞の搬入作業。重量や大きさを考慮してクレーンで運び込むことになりました。万が一、落下すれば大事故となりかねないため、慎重にワイヤーが取り付けられます。

そしていよいよブロッコリーが荷台から浮き上がりました。半分で重さは約230kg。

そらを舞う巨大ブロッコリー。30m近くまで伸びたクレーンの先ではブロッコリーが大きく揺れます。
(記者リポート)
「右へ左へ風にあおられて、おろすのが大変そうですね。おー、あぶないあぶない。むっちゃ揺れてる」

海上空港ゆえの強風に悩まされますが、約3分で無事、展望台に。もう半分も柵を越えて所定の場所へ。
滑走路のすぐ傍だけに…。
(関西エアポート 田中康太郎さん)
「絶対に飛ばされないようにしないといけないので、ここは頑丈になっていると思います」

安全第一の空港で滑走路近くにオブジェを設置するのは異例のこと。ネジで固定するだけでなく、特殊な樹脂を塗るなどして支柱と一体化するなど念には念の対策を講じます。しかし…。

(ブロッコリーを合体させようとする業者)
「せーの、よいしょ。あたっているな、なんか」
綿密に設計したはずのブロッコリーですが、なかなかうまく合わさりません。結局、設置作業は夜通し行われました。