山口大学の学生が、宇部市を起点にペット連れの観光客を県内に誘致するための政策を、宇部市長らに提言しました。
学生による提言発表:「宇部の観光コンベンション協会の内部組織として、ペット観光課を位置づけます」
アンケート調査などに基づいて研究を進めてきた山口大学経済学部の学生が、ペット連れの観光客を誘致するための政策を、篠崎圭二宇部市長らに提言しました。
研究を指導する山口大学・加藤真也准教授の試算では、ペット連れ観光客の経済効果は現状で年間44億8000万円ですが、振興策が成功すれば最大で年間約100億円が見込めるとしています。
学生からは「ペット連れ観光客専用のマップの作成」や「フォトコンテストの実施」「ペット観光課の新設」などの案が出されました。
山口大学観光政策学科の学生:「彫刻など、宇部市でしか見られない特徴がたくさんあると思います。その魅力を発信していくことで、宇部市に行きたいという観光客を増やしたいと考えます」
宇部市では、ペットを活用したまちづくりを検討していて、篠崎市長は「学生の協力も得ながら、新年度から始まるペット観光の取り組みを進めていきたい」と話していました。