去年4月に設立された山口市の第三セクター「山口グリーンエネルギー」が今月から電力の供給を始めました。

「山口グリーンエネルギー」は市の清掃工場などで発電した電力を供給する事業を手がける第三セクターで、山口市と民間の共同出資で設立されました。

市役所本庁舎や白石地域交流センターなど4つの施設に向けて、今月供給が始まり、電気料金は基本料金の部分が、従来よりも5%安く抑えられるということです。

山口市の中心市街地は2022年、国から脱炭素先行地域に選ばれていて、市内で生み出された再生可能エネルギー電力を市内に供給するという取り組みです。

市では今後、ほかの公共施設や中心市街地の店舗、一般家庭に供給を広げ、2030年度までに1万1000トンのCO2削減を目指します。