熊本市役所本庁舎の建て替えの賛否を問う住民投票について、きょう(1月17日)熊本市議会は実施に必要な条例案を否決しました。これにより住民投票は実施されないことが決定しました。

1月14日に開会した臨時の市議会では、熊本市役所本庁舎の建て替えの賛否を問う住民投票について審議が行われ、きょう開かれた本会議の採決で実施に必要な条例案は反対多数で否決されました。

この条例案は、建て替えの賛否を住民投票で市民に問うべきだとし、市民団体が約1万9000の署名を集め、先月(去年12月)、条例制定を市に直接請求したものです。

きょうの採決では、議長を除く出席議員45人のうち条例案に賛成の議員が8人、反対が37人となり反対多数で否決されました。

これにより住民投票は実施されないことが決定しました。

市は2月には、基本計画から実施設計までを業者に一括発注する方針で、大西市長は今後、ワークショップなどを開き市民の意見を計画に反映していくとしています。