3月に行われる公立高校入試の志願倍率が16日発表されました。全日制の志願倍率は、平均0.99倍で1倍を割り込み、過去2番目に低くなりました。

県教育委員会によりますと、全日制には68校130学科の募集定員1万3440人に対し、1万3326人が受験を希望し、志願倍率は平均で0.99倍と1倍を割り込みました。2021年度入試の0.96倍に次いで過去2番目に低い倍率です。

志願倍率が最も高かったのは、宮城県工業インテリア科の2.2倍で、唯一、2倍を超えました。続いて、宮城野美術科が1.88倍、仙台一高普通科が1.76倍でした。

県高校教育課 菊田英孝課長:
「全体的に工業科の倍率が今年は高く出てきています。昨年度は農業系が人気があって、今年度は工業系が人気がある状況」

インテリア科や美術科などデザイン系の学科の人気が高い傾向が見られたということです。

公立高校入試の一次募集の出願期間は、2月10日から14日午前11時までで、試験は3月4日と5日、合格発表は3月13日に行われます。インフルエンザや新型コロナで本試験を受験できない受験生は、3月7日と10日に追試験があり、さらに19日にも追試があるほか、2次募集や書類のみの試験もあります。

【画像を見る】宮城県公立高校入学試験2025 全校の『志願倍率』はこちら