部の目標のひとつが3月に開かれる全国選抜大会への出場です。

それに向けて、この日、1、2年生が県予選に臨みました。

中嶋記者:
「前髪は命?」
2年 藤井優采さん:
「調子変わりますね」

全国で、表彰台の期待がかかるのがキャプテンの藤井優采(ゆさ)さん。

中学時代のバレー部では思うような結果を残せず、より高いレベルで戦ってみたいとこの部活を選びました。

藤井さん:
「フォームがきれいにとれるのが最終目標。全部の関節がピタッとはまるんですよ。極めてみたいって思いましたね」

恵まれた体格を生かして入部後すぐに頭角を現しましたが、2年生になるころスランプに陥ります。

藤井さん:
「筋力がないとか色々いわれて、なんで頑張ってるんだろうって思ったりはしたんですけど、仲間も苦しんでいて、やろうよって支えあいながら、だから乗り越えられたかなって思っています」

この日の県予選では2種目に挑戦しました。

一気に頭上までバーベルをあげるスナッチと。

肩まで一度バーベルをあげ、その後、頭上にさしあげるクリーン&ジャーク。

2つの種目で持ち上げることに成功した最も重い重量の合計で競います。

「さあいけるぞ」

全国大会出場のためには、県大会やこの先の北信越など予選大会で、各階級、全国10位以内の記録が必要です。

「お願いします」

そのために、藤井さんが県大会で目指すのが自己ベストの更新です。

スナッチでは、3本目に自己ベストを更新!

クリーン&ジャークでも自己ベストを2キロ上回る84キロに挑戦します。

成功すれば、合計で、2024年の全国選抜の3位の記録に並びます。

見事に成功して、全国大会への切符を手にしました。

藤井さん:
「着実に一歩一歩進んでいるなって実感はしてて、全国の広い会場の中で上位入賞を目指します」