去年1年間に山口県内で確認された交通事故の件数は、前の年より減りましたが、死亡した人の数は増え51人でした。高齢者が関係する事故が大幅に増えているとして、注意を呼びかけています。
県警によりますと、去年1年間に県内で確認された交通事故は2152件と、前の年より117件減りました。しかし、死亡した人の数は51人で、前の年より16人増え、けがをした人のうち重傷は454人と、前の年より58人増えています。
死亡した人のうち75%にあたる38人が65歳以上の高齢者でした。また、夜間の死亡事故では歩行者全員が反射材をつけておらず、車もロービームで走行していたということです。
県警は「歩行者は反射材の着用、ドライバーはハイビームとロービームの切り替えを徹底し、安全運転を心がけてほしい」と呼びかけています。