岩手県大船渡市三陸町の小正月の伝統行事「吉浜のスネカ」が15日行われ、今年は初の試みとして市が公募した家族がスネカを体験しました。

大船渡市三陸町の三陸鉄道吉浜駅に現れたのは、蓑をまとい獣のような面をかぶった「スネカ」です。この伝統行事は吉浜地区に古くから伝わる小正月の風習でユネスコの無形文化遺産に登録されています。今年はより多くの人に伝統文化を知ってもらおうと吉浜のスネカ保存会と大船渡市がスネカの体験会を初めて開き、公募に応募した4組の家族が参加しました。

(スネカ)
「ちゃんと言うごど聞くが、ほんとがー!」

(子供)
「いい子にします。いい子にしますーっ!」
(母親)
「姉妹で仲良く優しい心を持って育ってほしいです」

スネカはこの後一年間の無病息災を祈りながら吉浜地区の家々をまわりました。