■起点の石狩湾新港へ行ってみた
次に、ロープウエーの起点になる石狩湾新港へ向かいました。
そもそも『鉄道系』の鐵坊主さんが、なぜ、ロープウエーに関心を持ったのでしょうか…
◇Zip Infrastructure本社(福島県南相馬市)
鐵坊主さん
「これはイスが今、座席が6席」
須知高匡社長
「(加えて)立ち6人を想定しております」
鐵坊主さん
「思ったより広いですね」
石狩市が導入を検討する”自走式ロープウエー”。
開発を担う『ジップ・インフラストラクチャー』の須知高匡社長に、福島県の本社に招かれたのがきっかけでした。

鐵坊主さん
「支柱の高さはどれくらいになる予定?」
須知社長
「福島では最大、支柱の高さ10m、車両の下面が地面から5mくらい」
開発中の「ジッパー」は、12人乗りの自動運転で、最高時速は36キロ。建設費は1キロメートルあたり15億円程度で、これまでのロープウエーとは違いゴンドラごとに動力を搭載し、カーブや分岐もつくりやすく道路上に支柱を建てやすいのが強みです。

福島県では、試験運転を行う、およそ70メートルの『試験線』を建設中で、鐵坊主さんはこの新しい乗り物の可能性を探ろうと、今回北海道にやってきたのです。
鉄道解説系ユーチューバー 鐵坊主さん
「(麻生駅までの)ルート的には、やっぱこうなのかな…」
地理系ユーチューバー おもしろ地理さん
「ここに花川通がある。こっちに行ったらちょうど麻生の方に行く」

地理系ユーチューバー おもしろ地理さん
「石狩って風も強ければ、冬の雪の問題もあるという中で、(開発会社は)どう考えてたんですか?」
鉄道解説系ユーチューバー 鐵坊主さん
「風に関しては、問題にはならないと思います。ただ寒さに関して言うと、耐寒実験は当然(寒冷地の)北海道などでやらなきゃいけない」
北海道の『雪と寒さ』が課題と感じた2人。さらに、大きなハードルも…