2025年に入って岩手県内の養鶏場で高病原性鳥インフルエンザの発生が相次いでいることを受け、県は15日養鶏業者や農林水産省などの関係者と会議を開き、対策強化について協議しました。

これは県が初めて開いたもので、県の担当者と各養鶏場や農林水産省の担当者をリモートでつなぎ全国の発生状況や防止対策のポイントを共有しました。
今シーズンの高病原性鳥インフルエンザの発生について、農林水産省の担当者はこれまでに14道県で29事例が確認されていて、特に1月に入ってからは発生が増加していると説明しました。
また、県からは野鳥の侵入を防ぐためのネットの破損などを見逃さないよう対策を徹底してもらいたいと呼びかけました。

一方、県は今シーズン3例目となる盛岡市の養鶏場の防疫措置は、15日午前9時時点でおよそ91%にあたる36万5549羽の殺処分が終了し、埋却と消毒を含めた防疫措置は17日に終了する見込みと発表しました。