1億5000万円あまりの使途不明金が発覚している周南市文化振興財団で、有印私文書偽造・行使の罪に問われていた元・経理担当の男に懲役3年、執行猶予5年の有罪判決が言い渡されました。

判決を受けたのは、周南市文化振興財団、元経理担当の職員の男(67)です。

判決によると、被告は財団の資金欠損を隠そうと、2019年から2022年までの会計監査で、偽造した残高証明書を提出しました。

地裁周南支部の岩谷彩裁判官は、「1億4000万円以上の資金欠損を生じさせた結果や影響は重大」などとして、懲役3年執行猶予5年の有罪判決を言い渡しました。

周南市文化振興財団をめぐっては、ほかに、イベント企画を担当していた元職員も詐欺などの罪で公判中です。