2月2日は節分です。これを前に仙台うみの杜水族館では、今年もあの魚が恵方巻になりかわいらしい姿が訪れた人たちの人気を集めています。

仙台市宮城野区の仙台うみの杜水族館では、14日からある魚の特別な展示が始まりました。

それがこちら。恵方巻の中には、アナゴ!

長さ40センチ以上ある「マアナゴ」およそ30匹が飼育されている水槽の中には、発泡スチロールでできた恵方巻型の筒が設置されていて、アナゴたちは今年の恵方、西南西を向いています。訪れた人たちは、かわいらしい姿を写真に納めていました。

子ども:
「1,2,3・・・10匹いる。初めてみて楽しかった」

東京から訪れた人:
「がんばって一生懸命入ろうとしているのが、椅子取りゲームみたいで、がんばって、という気持ちになった。久しぶりにちゃんと恵方巻を作ってみようかなと思った」

この恵方巻。実は、アナゴの習性を生かしたものなのです。

仙台うみの杜水族館飼育員 大谷明範さん:
「夜行性の生物で、昼間は岩の隙間や泥の中に身をひそめている。穴から顔を出す様子も見られて、そこからアナゴという名前がついている。近くでアナゴの表情も観察できるのでいろんなところを見てほしい」

アナゴの恵方巻展示は、2月2日の節分の日まで行われます。