(再びスタジオやりとり)

甲)キャベツ1玉が税込み500円超えとなるとちゅうちょする気持ちも分かりますね。その代わりにカット野菜やスプラウト類が売れ行きを伸ばしているようですね。
江)取材した店ではカイワレ大根や豆苗などスプラウト類の12月の売り上げは前の月の2倍。カット野菜やもやしは前の月の1.5倍の売り上げとなっています。
これらは天候に左右されず価格が安定しているのと小分けになっていることで買いやすいのではと考えられます。冷凍野菜に関しても同様のことが言えます。
甲)そのほかにも、意外なものが売り上げを伸ばしているようですね?

江)はい、この店では早採りワカメが例年の倍近い売れ行きとなっていました。
里の野菜が高いなら代わりに海の野菜の海藻と考えてしまいそうですが、野菜と海藻では栄養価が異なりますから代わりになるというものではありません。
ただ、ミネラル分も豊富ですしサラダなどにも使えるので重宝しそうです。
甲)さて、この野菜高騰はいつまで続くとみられますか?
江)今の主要産地となる関東地方の天候次第という面はありますが、3月には気温が例年より高めという予報も出ていますのでその頃にはある程度回復するのではとの見方もあります。

甲)バランスの良い食事は冬の寒さやウイルスに負けない体を作るために欠かせないものですので私たちも知恵を絞りながら乗り切りたいですね。
以上、野菜の高騰についてでした。