寒波の影響で水道管の凍結による破裂や破損も心配されるほどの気温低下が見込まれています。

多発すれば大規模な断水にも繋がりかねず、災害とも言えるようなダメージを暮らしに与えますが、ちょっとの工夫で予防できるんです。

4年前の山口県山口市阿東徳佐地区では
断水が発生し給水所も設けられました。
厳しい寒さで水道管内の水が膨張して管が損傷したためです。

9日夜から10日にかけて予想される気温の低下でもこうした事態になるおそれがあります。

防ぐにはどうすればいいか。

防府市上下水道局で対策を聞きました。

防府市上下水道局 藤原彩加さん
「特に風当たりの強い、外にある水道管は特に凍りやすいので保護していただけたらと思います」

屋外にある水道は身近な材料で簡単に保護ができます。

防府市上下水道局 藤原彩加さん
「家にある毛布の切れ端や布を水道管に巻き付けていただきます。その上からビニール袋で覆っていただいて布が濡れないようにしていただくと効果的です」

外気にさらされる外の水道はもっとも破損が多いところのひとつ。冷えないようにできるならば、専用の断熱材でなくてもきれいに巻けていなくてもかまいません。

水を凍らせないためには水を流し続けることが効果大です。

防府市上下水道局 藤原彩加さん
「少量の水を蛇口から出していただくととても効果的です。水は流れていると凍りにくいので蛇口からこのくらい少量の水を流していただけたらと思います」

水を出すのは家の中の水道1か所で効果はあるそうです。

水量は割り箸1本分が目安。

この水量だと一晩で出ていく水の量は250リットル程度です。
防府市の水道料金で換算すると50円ほどで、風呂にためておけば無駄にはならないのではないでしょうか。

凍結して破損すると水漏れが起こります。