日本は遅れていた…?

定点サーベイランス、つまり、患者数の集計などを行うことで、(1)流行の動向を把握する。そして、(2)仮に未知の呼吸器感染症、たとえば新型コロナのようなウイルスが発生し流行し始めた場合に迅速に探知できるようにするという、ねらいがあります。

かわむらこどもクリニックの川村院長によると「サーベイランス(患者数の集計など)というのは、簡単に言えば一つ一つの病気がどんな風に流行していて、どんな問題が起きているのか把握するために行う。サーベイランスのシステムは諸外国の進んでいる国に比べると日本が少し遅れていることもあって来年度から新しいサーベイランスを構築していく中に風邪が入るということ」と話しています。アメリカ、フランス、ドイツなどでは、すでに普通の風邪の把握も行われていて、日本ではまだだったのです。

あらためて患者への影響について、おさらいです。
・医療費は変わらない
・就業制限や登校制限の対象にはならない

医療現場の作業は増えますが、未知の感染症への備え、対策として期待されています。