
フードD平岡食彩館 食品担当者
「2月に500グラムのカゴメのケチャップで約30円くらい値上げしている」
大手食品メーカーの価格を調査する帝国データバンクによりますと去年は2月に、加工用トマトの不作で、ケチャップや野菜ジュースが値上げされるなど、あわせて1600品目の食品が値上がり。
その後、4月、9月、10月にも、1000品目を超える値上げがありました。

帝国データバンク情報統括部 飯島大介副係長
「2024年当初はどちらかと言えば、本体価格をそのまま上げる本体価格の値上げが多かったが、後半になるにつれ、特にしこう品・お菓子などを中心に、いわゆる減量値上げ、内容量を減らして価格を据え置く、もしくは内容量を減らして価格も引き上げるといった動きがかなり目立った1年になった。節約志向の強まりで、思うように買ってもらえない中での苦肉の策が背景」
食品メーカーは、原材料費に加え、物流費や人件費も価格に転嫁せざるをえないところまで、追い詰められていると分析しています。

こうした中、1月は大手パンメーカーが軒並み値上げしました。
山崎製パンは食パンや菓子パンなどを平均5.6%、ロバパンと日糧製パンも、それぞれ5%前後、価格を上げました。