2025年の節分は、例年より1日早い2月2日です。高知市の豆の加工店では、福豆の出荷がピークを迎えています。
(松岡葵アナウンサー)
「出荷の作業で大忙しの工場にお邪魔しています。こちらの機会で、豆をじっくりじっくり煎っているんですよ!工場内には香ばしい、豊かな豆の香りが広がっています」

創業102年目の老舗=野村煎豆加工店では、毎年11月ごろから節分用の豆=福豆の製造を行っていて、年明けのこの時期に出荷のピークを迎えます。7日は15人ほどの従業員が集まり、およそ100キロの豆の製造・出荷作業が行われました。使っているのは大豆の中でも小さく、甘味が強い、国産の白目大豆。さらに、おいしさを引き出しているのが、「二度煎り」という製法です。水分を飛ばすため一度煎った後、もう一度煎ることで食感がよくなり、香ばしさが増すということです。2025年は、夏の猛暑の影響を受けたものの、例年通りの仕上がりと出荷量になっています。

(野村煎豆加工店 中平鉄也 工場長)
「日本古来の伝統でもあるので、豆を投げるということはいい文化だと思う。食べられることのありがたみなども含めて、福豆を食べてもらえたらと思います」
野村煎豆加工店では、鬼の面がついたものや、受験合格を祈願する「合格まめ」など6種類の福豆製品を販売していて、2月2日の節分まで県内の量販店などで購入できるということです。