今年も活況を見せる福袋商戦。根強い節約志向から“お得な食品の福袋”が売れているといいます。福袋から見えてくる2025年の日本経済の行方とは。
きのう初売りを迎えた都内の百貨店。
記者
「開店の30分前ですが、長い行列がすでにできています」
小雨の中、多くの客のお目当ては福袋です。
こちらは去年、歴史的な高値となったお米の福袋。4500円相当が3780円で販売。
ほかにも、数千円お得に買える国産牛の福袋に、4000円相当の備蓄食品が入って2160円の福袋など、よりどりみどりです。なかでも、ひときわ人気を集めたのが…
「あと2名様です」
「完売です」
その中身は、▼国産ブランド牛のレトルトカレー、▼醤油や食用油、▼パックご飯など、保存がきく15種類の食品およそ10キロが、まさしく“てんこ盛り”。およそ8000円相当の食品が半額以下の3240円と、大特価となっています。
食品フロアで“一番お得”だという限定30個の福袋。販売開始からわずか5分ほどで売り切れました。売り切れ直前に滑り込みゲットできたこちらの女性は…
滑り込みでゲット
「物価高でいろいろお金かかるんで、こんなお得な目玉商品は絶対取らなきゃと思って」
この福袋目当てに栃木県から来た人も!
栃木県から来た人
「田舎でも何でも値上がりしてる時代だから、これのおかげで少しでも余裕ができた分、ほかでちょっと贅沢できるかなって」
“物価高の中でも、質の良い食品を安く買いたい”。客からの多くの声を受け、この百貨店ではお得感を前面に打ち出し、全体の8割を食品の福袋にしました。
依然として根強い節約志向。今年こそ思い切ってお金を使える経済となるのでしょうか。働く人たちが期待するのが賃上げです。
会社員
「賃上げしてほしいです、10%ぐらいは。パンも10%ぐらい値上げしてるから」
「10%じゃ足りないぐらいだよね、値上げ幅を考えると」
経営者も前向きです。
中小企業の社長
「(賃上げは)ほんと、5%ぐらいはしたいと思う」
去年は33年ぶりの高水準となった賃上げを、今年も続けることができるのか。
TBS経済部 経済官庁担当 竹岡建介
「今年の春闘をめぐっては、早くも一部の大企業が5%を超える賃上げを表明しています。ただ、経済官庁の幹部は『業績の良い大企業は賃上げして当たり前。景気浮揚の命運を握るのは中小企業の賃上げだ』と強調します。そのためにも、大企業は中小企業の価格転嫁を受け入れ、しっかりと儲けを分かち合うことが求められます」
国民全体の賃金が底上げされるか。日本経済の分水嶺となります。
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