脱線事故によって、一部区間が運休していた熊本市電が、全線で運行を再開しました。
この事故は先月31日、「熊本城・市役所前」電停から「花畑町」電停に向かっていた市電が脱線したものです。
熊本市交通局によりますと、先月7日脱線した前後の区間で行ったレールの整備工事により脱線した区間に力が加わり、レールの幅が広がった可能性があるということです。
広がりは最大で基準値を約45ミリ超えていました。
熊本市交通局・井芹和哉交通事業管理者「この度は誠に申し訳ございませんでした」
市交通局はレールの補修と試運転を行い、1月3日の始発から全線で運行を再開しました。
記者「運行を再開したこちらの区間。車両は速度を落として走行しているほか、
車の通行も規制されています」
今後、定期的にレールの状況を確認する必要があることから、車の通行規制を解除する時期は未定としています。
また市交通局は、レール幅が基準値を超える箇所が他にも7か所あることを明らかにしましたが、これらの箇所は基準値を大幅に超えていないため運行は可能とし、今年度内に補修工事を完了させるということです。














