京都工学院の杉山選手が「後半は自ら仕掛けることで、何回かラインブレイクして突破することができたが、チームとしてトライにはつなげることができなかった」と振り返ったように、幾度となく敵陣22mラインの内側まで攻め込みながらも、その後は、国学院栃木の厚い壁を崩すことができません。試合は、このままついにノーサイド。大応援団とともに勢いをもって突き進んできた京都工学院の挑戦は、3回戦で終わりを告げました。

 「花園は、最高の場所だと想像していたが、自分が想像していた以上に、本当に最高の場所だった」と涙をみせながら語った広川主将。「この(全国の舞台での)経験ができたのは先輩たちのおかげ、この悔しさ、経験を無駄にせずに、新チームでもしっかりと頑張っていきたい」と前を見据えた杉山選手。新しい京都工学院の伝統がしっかりと次の世代へ受け継がれました。