「若年層にリーチするならPodcast」の構図

話を戻すと、アメリカにおいて若年層とPodcastは非常に相性がいいのです。

そもそもアメリカ全体でPodcast人口(月に1回以上Podcastを聞く人)が推定で1億3000万人とされています。これは2020年と比べて3割増えています。

つまりPodcastのマーケットというのがアメリカでは広がり続けています。

特にZ世代の28%がほぼ毎日Podcastを視聴しており、毎月視聴している人は47%いる、というデータもあります。

つまりZ世代にリーチしたかったら、Podcastを使うというのがアメリカでは当たり前になりつつあるということです。

一方で、その背景には伝統的なマスメディアに対する不信感があります。

アメリカ人の70%がマスメディアをほとんどあるいは全く信用していないというデータもあります。

今回の「トランプ現象」を支えたのが既存メディアへの不信感であるとともに、YouTubeだけじゃなくてPodcastが非常に作用をしているというのが今回のニュースからも見てとれます。