◆少年ら4人も厳しい罪に問われる可能性

強盗致死などの容疑で逮捕・送検された6人。札幌地検は、20歳を超えている八木原被告と川村被告の2人を強盗致死などの罪で起訴しました。

一方で16歳から18歳の少年ら4人については、身柄が家庭裁判所に送られ、処分を決めるために、心理状態などを調べる『観護措置』が行われています。

福岡家裁の小倉支部で、少年審判を担当していた元裁判官の内田健太弁護士は、今回は4人とも検察官送致=逆送となる可能性が高いと指摘します。

内田健太弁護士(元裁判官)
「事案の内容や性質、重大性からみて、この事件を“少年事件”として処理するのでは、やはり国民感情として納得できない。こういう事件については“刑事事件“”で処分するしかないと認められる」

「今回人が亡くなっているという重大な結果、さらに強盗の疑いがあるということですと、逆送の可能性は全員がある」

少年ら4人の観護措置の期限は、来年1月6日と7日です。犯行がエスカレートしていく過程に、どのようなやりとりがあったのか。少年らが法廷で語る日は訪れるのでしょうか。

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