健康保険証の新規発行がマイナ保険証に一本化されたことに対し、山梨県内医療機関の6割以上が従来の保険証の復活を望んでいることが、医師らでつくる団体の調査でわかりました。

健康保険証は今月2日で新たな発行が停止され、マイナンバーカードと一体化した「マイナ保険証」に移行しています。
調査は県保険医協会が今月実施したもので、75の医療機関から回答を得ました。
それによりますとマイナ保険証について「メリットを感じない」が「メリットを感じる」のおよそ2倍に上りました。

また名前の漢字が正確に表示されないなどのトラブルがあり、全体の66.7%が従来の保険証の復活を望んでいます。
山梨県保険医協会 伊藤龍吾事務局長:
「(マイナ保険証を)推進するのはかまわないが、取り残される方が必ずいる。しっかり使えるようにしてもらいたい」
なお全国のマイナ保険証の利用率は今月2日から8日までが28.29%となっています。