「”一肌脱ぐ”土地柄もあるのかな」
34歳の若き社長と46歳の老舗起業経営者のふたりを引き合わせた、北九州市。
市のスタートアップ推進課で支援を担当する小濵隼人さんは、「できるだけ顔を突き合わせて悩み事とかニーズとかを教えていただいて、それを限りなくかなえていくことができるような支援を心がけている」という。
長年、市の商工畑を歩んできたが、その中で感じることがある。

スタートアップ推進課 係長 小濵隼人さん
「よく一肌脱ぐって言いますが、そういう人柄というか土地柄というのがあるかと思います。なかなか最初は仲良くなりづらい部分があっても、一度仲良くなるとどこまでもお節介と言われるくらい世話焼きになるっていうような土地柄は感じますね」
北九州市は、人口減少や高齢化などの問題に直面し、課題先進都市と言われている。
小濵さんは「スタートアップ企業が、北九州市に人もカネも集めてくれる。行政が支援することは、市民の安心安全な暮らしを守ることに繋がるのです」と力強く話した。
スタートアップ企業は、果たして都市の課題を救うのか。北九州市のこれからに注目したい。
RKB毎日放送 記者 田尻貴博