■ウクライナ組織幹部を独自取材 “サイバー戦争”最前線


実戦だけでなく、サイバー空間での戦いも激化しています。



“サイバー戦争”の最前線で戦うウクライナ政府の通信と情報を担当する組織の幹部が私たちの取材に応じました。



ーーロシアはウクライナに対して、具体的にどのようなサイバー攻撃を行っている?

ウクライナ国家特殊通信・情報保護局 ビクトル・ゾラ副局長
「ロシアが主な攻撃対象にしているのは、国家機関、通信事業者、インフラ、金融機関などです。インフラが攻撃され送電が途切れれば、人の命や健康にも大きなリスクとなります。そのため、このようなサイバー攻撃を未然に防ぐために我々は最善を尽くしています」

一方でウクライナ側も、「IT軍」というボランティアらによる組織がロシアへのサイバー攻撃を行っています。


ウクライナ国家特殊通信・情報保護局 ビクトル・ゾラ副局長
「侵攻が始まってから、サイバー攻撃の重要性が増したのは間違いありません。そして残念ながらロシアにとってウクライナは唯一の攻撃対象というわけではありません」