熊本市立中学校の新たな部活動のあり方を巡り、外部指導者の確保や人材育成の方策について議論が交わされました。

熊本市教育委員会は市立中学の部活動について、国が進める地域移行ではなく、学校部活動として継続する方針を明らかにし、11月には2027年度から始める新たな形の素案を示しました。

指導者をどうするかが大きな課題で、素案では希望する教員のほか、外部から大学生や退職した教員などを募り、顧問に1時間1600円の報酬を出すとされています。

これに対して市が設置した委員会からは、「目標としている1600人の指導者を確保するため、保護者とも連携して広く人材を募集するべき」「経験がない外部指導者に対して充実した研修をするべき」などの意見が出ました。

市教委は、来年(2025年)3月に方針を決定する考えです。