夫は反対

20代母親:
「夫は髪を染めることに反対でした。染めることで周りの人の視線が変わることを気にしていました。ただ、『そう決めつけているのは自分自身じゃないか?』との問いかけに真剣に向き合ってくれました。何回も何回も夫婦でも子どもとも話し合って、最終的には『やっぱり子どもの気持ちを大事にしよう』ということになりました」

「今は、カラーシャンプーも夫が率先してしてくれています。娘が1回や2回『染めたい』と言う程度なら、私もスル―していたかもしれないけど、熱心に何回も意思を伝えてきたので」

学校の規定は?

髪を染めることについて、学校の規定はどうなっているのだろうか?長崎県に「髪染め」に関する学校の対応についてたずねた。

【保育園・幼稚園・認定こども園】
 一律の決まりはない。
【公立小学校】
「髪染め禁止」が校則にある学校は把握している限りない
【公立中学校】
「髪染め」を校則で認めている学校は把握している限りない。
(外国人や地毛が茶色等の生徒には個別に対応するものの、校則で髪染めを認めている学校は把握している限りない。髪型に関しては、近年校則が変わった学校が多く、社会通念的に大丈夫かを子供が判断した髪型であればいい)

小学校までは「髪色を変えることは自由」。一転して中学校ではほとんどの学校の校則で認められていないことが分かった。