【コベルコ神戸スティーラーズ】息詰まる攻防も及ばず…痛恨の逆転負け

 そのほか関西のチームでは、昨シーズンは5位となり、ギリギリでプレーオフ進出を逃したコベルコ神戸スティーラーズが21日、静岡ブルーレヴズとアウェーで対戦しました。

 毎シーズン大熱戦を繰り広げる両チームの激突。今シーズンも白熱した展開となります。前半はスティーラーズのペースで、2つのトライとPGで13対3とリードを奪います。しかし、後半に入るとホームチームが反撃。後半23分に1トライを返して5点差に詰め寄ると、その後もFWで圧力をかけて神戸陣内に攻め込みます。しかし神戸も一瞬のスキをついて逆襲。残り時間5分を切ってから、ブルーレヴズをゴールライン近くまで押し込み攻め続けます。ところがゴールライン目前で痛恨のノックオン。勝負を決めるチャンスを逃してしまいます。

 九死に一生を得たブルーレヴズは、ここから武器であるスクラムでペナルティを誘発してエリアを戻すと、ミスなくボールをつないで反撃。じわりじわりと前進して、ついに神戸のゴールライン目前まで迫ります。そして、試合はそのままロスタイムへ。まさにラスト1プレー。攻めるブルーレヴズと守るスティーラーズ。息詰まる攻防が続きます。

 最後は、ブルーレヴズの気迫が勝って執念の同点トライ。勝ち越しのコンバージョンゴールをサム・グリーン選手が決めて15対13。コベルコ神戸スティーラーズ、痛恨の逆転負けで開幕戦を落としました。

 コベルコ神戸スティーラーズが所属するディビジョン1の今シーズンのレギュラーシーズンは18試合。6位までに入ればプレーオフ進出が可能なだけに、こちらも12月29日の横浜キヤノンイーグルスとのホーム開幕戦からの奮起に期待です。