木造人工衛星がついに宇宙へ!しかし…

 11月5日、アメリカのケネディ宇宙センターから世界初の木造人工衛星を載せたロケットが打ち上げられました。打ち上げは無事に成功。しかし、本番はここからです。
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 12月9日、国際宇宙ステーションに届いた木造人工衛星が宇宙に放たれる日です。土井さんや学生ら関係者40人ほどが配信映像を見守ります。

 そして、ついに宇宙空間に放出された「Ligno Sat」。ほかの2つの人工衛星と一緒にぐんぐん遠ざかります。
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 (土井隆雄特定教授)「(宇宙に)行きました、本当にうれしいです。うまく放出されないんじゃないか、どこかに引っかかるんじゃないかという思いが常にあったのでほっとしました」

 今後3か月ほどの間、地球の軌道を回りながら、木の断熱性能やゆがみなどを計測しデータを地球に送ってくる予定です。

 翌朝、人工衛星が日本の上空に差し掛かるタイミングで、信号の受信を試みます。ところが…
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 「何も聞こえてこない…見えなくなる。ダメでした…」

 残念ながら受信できませんでした。自動で開くはずのアンテナが一度目でうまく作動しなかった可能性があるということで、1週間ほど様子を見ることになりました。

 なかなか一筋縄ではいかない挑戦ですが、土井さんは木造人工衛星を今後の宇宙開発のあり方を考えるきっかけにしたいと話します。
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 (土井隆雄特定教授)「地球環境をきれいにしたまま宇宙開発を続ける。そういう意味で木造人工衛星というのは、非常に大きな意味があると思ってます。人間の宇宙開発がどんどん広がっていくときの、大切な一歩、方向性を示していると思います」