「東海道・山陽新幹線」記念すべき2024年度 50年前に何があった?
来年3月10日で、東海道・山陽新幹線は「東京-博多全通50年」を迎えます。
RSK山陽放送(1953年創業)は71年に渡る放送の歴史の中で、新幹線に関わる数多くの貴重動画を保存していて、「RSKイブニングニュース・YouTubeチャンネル」では、再生リスト「新幹線・貴重映像大集合」にてそのうち38本の動画を公開しています。
RSK山陽放送では、38回シリーズ(予定)で、その内容を画像を交えてインターネット記事として紹介していきます。
28回目は「トラ・タカ新幹線現る!」です。
「トラ・タカ新幹線」って何だ?
今回で「山陽新幹線50周年」の連載も28回目。ようやく話題が21世紀に突入しました。
2003年、JR岡山駅の新幹線3番ホーム(現在の23番ホーム)にたたずんでいるのは、何とも懐かしい、グレー地に黄緑色のラインをまとった0系新幹線です【画像①】。

そしてそのお隣・2番ホームに滑り込んできたのは、デビュー3年目の「ひかりレールスター」ですが、実は一味違うんです。今回の主役はこの車両です。
そう、近づいてみてみると...なんとドデカーっと「阪神タイガース」のマークが!この曲面だらけの車両に、よくここまでステッカー状のヘッドマークをキレイに貼れたものです【画像②】。

この「阪神タイガース新幹線」はいったい何なのか…当時の原稿を検索してみました。
(2003年10月15日の原稿より)
「10月18日から始まるプロ野球日本シリーズに合わせて、『タイガース』と『ホークス』のシンボルマークを付けた車両が山陽新幹線にお見えしました。この列車はJR西日本が、日本シリーズを盛り上げるとともに『応援にはぜひ新幹線で』と今日から運行したものです」
だそうです。なお新幹線に球団のマークがついたのは、この時が初めてなんだそうです。