重さ30キロの防護服をまとい繊細な作業 過酷な爆発物処理班



これは爆発物処理班の訓練の様子。爆発から身を守るための専用スーツ一式の重さは、30キロ。この防護服を着用して、爆発物を処理する繊細な作業を行います。

▽宮城 恵介 記者
「装備や盾、きつくないですか? 」
▽機動隊 具志堅 大誉 さん
「きついです。まずはけが人を出さないことが一番なので、何事もなく安全に乗り越えられたとき一番やりがいを感じます」

続いては災害時における救助訓練。機動隊は自然災害が起こると、倒壊した建物などで救助活動を行います。隊員の津波古さんは実際の現場での対応に、難しさを感じています。

▽機動隊 津波古 喜孝 さん
「例えばここに1人取り残されているという通報で、実際には2人とか。そういうのを絶対見逃さないように他に何もないのか、必ず検索して戻るようにしています」

体験入隊の最後は体力の基礎となる「駆け足訓練」。約5キロの防護盾を抱えながら終了の合図が出るまで走り続けます。

▽隊員
「1・2! 1・2・3・4!」

私、体力には自信があったのですが開始から15分後・・・、限界を迎えました。

▽宮城 恵介 記者
「リタイア・・・リタイアします・・・」
▽機動隊 松岡 伸二 さん
「ダメです。離れたらダメです」



最後は先輩の隊員に盾を持ってもらって、なんとか完走しました。

▽宮城 恵介 記者
「NAHAマラソンも完走したことありますが、こっちの方がきついかもしれないです」

▽機動隊 東濱 貴大 隊長
「現場に出たら我々の後ろにはいないと、最後の砦という気持ちでトレーニングに励んでいます。今後も皆さんと一緒に、安心・安全な平和な沖縄県をつくっていきたいと思います」

災害時や非常時に活動する機動隊。県民の生活を支えるために、きょうも厳しい訓練を続けています。