■20年ぶりの監禁現場
20年ぶりに監禁現場のCの自宅があった場所を訪ねた。Cの家は事件から数年後に建て直されている。路地や目の前の公園は以前と変わらない。自宅の前に立っている電柱もそのままだった。この電柱をよじ登って少年たちは2階のCの部屋に出入りしていた。曇天の空を仰ぎ見ると、無機質なコンクリートの電柱が墓標のように見えた。

2回目は、Bの再犯に影響を及ぼした妄想について、Bと記者との面会や手紙などを交えて詳報する。
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