パリオリンピック™

2024年は『パリオリンピック™』の年。

バスケットボールの富樫勇樹選手(新発田市出身)、さらには水球ブルボンウォーターポロクラブ柏崎、セーリングの富澤慎選手(柏崎市出身)、女子7人制ラグビー日本代表には原わか花選手(秋葉区出身)、陸上女子1万mには小海遥選手(妙高市出身)も出場するなど、新潟県関係から10人の選手が日の丸を背負いました。

競泳・100mバタフライでは、2大会連続出場した新潟医療福祉大学職員の水沼直輝選手がバタフライで決勝に初進出。自身の持つ日本記録50秒81には届きませんでしたが、51秒11のタイムで8位入賞を果たしました。

そして、最も輝いたのは、フェンシング男子エペ団体でリザーブとして代表入りした古俣聖選手(新潟市西区出身)です。

開催国フランスを破って駒を進めたハンガリーと対戦した決勝戦で日本は、古俣選手のほか、エペ個人で日本人初の金メダリストに輝いた加納虹輝選手と、東京大会で団体金メダルを獲得した山田優選手の3人で挑みました。

3点ビハインドで迎えた第3試合で登場した古俣聖選手は、スピードとテクニックで流れを引き寄せて点差を1に縮めた後、再び3点のビハインドで迎えた第7試合でも活躍。延長戦までもつれ込んだものの、惜しくも日本は金メダルには手が届きませんでしたが、古俣聖選手は今大会で県勢初のメダリストとなりました。

「銀メダル獲ることができてとってもうれしいんですけど、最後が本当にギリギリのところの勝負だったので、金メダル獲れなかった悔しさもあります」

子どもの頃からオリンピックでのメダルを目指してフェンシングに打ち込んできた古俣選手。パリでその1つの夢を叶えました。