“億が飛び交う”謎の部屋
営業
「『1.5(bps)だったら買いたいんだけど』って言ってます」
岡三証券 国債トレーダー 加藤晋一郎さん
「1.5(bps)はビッド(買い値)ですね」
営業
「ビッド(買い値)なんですね」
加藤さん
「1.25(bps)まではいいんですけど」
営業
「加藤さん、1.25(bps)出るなら3つとも買いたい?」
加藤さん
「9回、10回、11回」
営業
「9回、10回、11回。5億ずつ買います」
まるで暗号のようなやり取り。一体何が行われているかというと…

岡三証券 国債トレーダー 加藤晉一郎さん
「お客さんが買いたい値段と、僕の値段があって。お互い歩み寄れないかという交渉です。(金利が)動くのが前提で交渉しないと、なかなか対応するのは難しいと思いますね」
この日も、市場は右往左往。これまで気にも留めていなかった日銀審議委員の会見には、いまや釘付けです。
金利が動かない時代に入社した、若手トレーダーは…
ーー今みたいに金利がつくようになると想像してた?

岡三証券 国債トレーダー 絹谷将大さん
「いや全く(想像)していなかったです。私が来た当初は、先物の値幅も1日5銭10銭しか動かない硬直したマーケットが続いていたので」
“死んだ”市場に新しい風が吹き込み、日本が活気を取り戻す挑戦は始まったばかりです。














