大谷への特別扱いに反発があった時期も…
ただ、メジャーリーグの世界で、まだ何者でもない大谷を特別扱いすることに米メディアから反発の声もあった。練習を見れば、大谷が投打で図抜けたポテンシャルを持っていることはすぐに分かった。しかし、マイク・トラウト、アルバート・プホルスらチームの顔といえる選手たちも日々、マンツーマン取材に応じている当時の状況からすると、当然のことではあった。
メディアの“力”が強いニューヨークなどの東海岸への遠征時は、大谷の取材対応をバッシングする記事が出たこともあった。ルールを知ってか知らずか、大谷のロッカー前で待ち伏せし、話しかける米記者もいた。その度にマクナミー広報らは対応に追われたが、こういった状況は2年目の2019年以降もしばらく続いた。