江戸時代から続く伝統芸能を通じて、交流を深めました。
17日、山口県周南市の児童と高校生が学校で学んでいる「糸あやつり人形芝居」をそれぞれ披露しました。



交流したのは三丘小学校の5、6年生の17人と熊毛北高校の1年生13人です。
それぞれの学校で総合学習で「糸あやつり人形芝居」を学んでいて、それぞれが違う演目を発表しました。



周南市安田地区に江戸時代から伝わる「糸あやつり人形芝居」は、浄瑠璃にのせて演じる伝統芸能で、県の無形民俗文化財に指定されています。



一体の人形の頭部に3本、両手に2本のあわせて5本の糸を1人が巧みに使って操ります。

地元の保存会の指導を受けながら練習してきて、両校の交流会が開かれるのは18年ぶりとなります。



高校生が操る人形は、両足にも糸をつけたあわせて7本の特別なもので、さまざまな動きができます。

児童
「高校生はみんなの息がそろっていてすごかったです」
「めったにない機会なのでとてもうれしかったです」
「ふれあう・交流する機会が増えて、とてもうれしいです」

高校生
「新鮮で楽しかったですね」
「小学生はちょっと人数多かったので、迫力があってよかったと思います」



お互いの演目をみてそれぞれ刺激を受けていたようで、学校ではこれからも続けていければとしています。