17日、年末年始の安全点検の一環として、1年前に火災が発生したフェリーとしま2で立ち入り検査がありました。

安全点検は、人や物の動きが活発になる年末年始を前に、国土交通省九州運輸局が行っています。
鹿児島と十島村、奄美大島を結ぶ村営船「フェリーとしま2」は去年12月、機関室から出火し、およそ3か月半運休しました。鹿児島海上保安部は「燃料をエンジンに送るパイプのボルトが外れ、漏れた燃料に引火した」としています。
奄美市の名瀬港では17日、救命胴衣や消火設備の点検のほか、火災が発生した機関室の再発防止策などを確認しました。
(九州運輸局鹿児島運輸支局 石村良仁・首席運輸企画専門官)「新しいことに取り組んでもらって十分対応している」
「フェリーとしま2」では火災の再発防止策として、燃料が漏れてもほかの機械にかからないよう、エンジン全体を金属カバーで覆うなどしています。