“飛行時間の違い”が客室乗務員の仕事にも影響 飛行機内で工夫していたことは…
この行き帰りの飛行時間の差は、客室乗務員の仕事にも影響があります。客室乗務員は限られた時間のなかで飲み物や食事のサービス、保安業務を行わなければなりません。そのためフライトごとのタイムマネジメントが大切になってくるのですが、特に冬場は行き帰りの飛行時間の差を意識していました。
例えば(飛行時間の短くなる)福岡から羽田へ向かう便で、羽田発と同じように飲み物のサービスをしていては時間が足りなくなってしまいます。そのため、客数が多いエリアを経験豊富な客室乗務員が担当したり、通常はメニューカードを使用して飲み物を伺うところを口頭で簡潔に説明したりするなどしていました。
このように、少しずつサービスの時間の短縮を図って、飛行時間内に全ての業務を終えられるようにしていました。また、自分の仕事だけに集中するのではなく常に周りの状況を見て、他の客室乗務員の仕事を手伝うなど柔軟に動くことを意識していました。