年の瀬が迫り、新年を迎える準備が進んでいます。香川県善通寺市の総本山善通寺で本尊の「お身ぬぐい」が行われました。

専用のはたきやはけを使って、1年間に溜まった埃を払っていきます。総本山善通寺で年末の恒例行事となっている「お身ぬぐい」です。1700年につくられた薬師如来像が手に持っている薬壺も取り外されるなど、新たな気持ちで新年を迎えられるよう、隅々まで丁寧にきれいにしていきました。

(総本山善通寺 安藤誠啓さん)
「すすを払うことによって、心の汚れを払う意味合いもあるので、新年を迎えるにあたって、心を落ちつけて、新たなスタートをきってもらいたい」

総本山善通寺では、今回の年末年始は大型連休となるため、多くの人に参拝に訪れてほしいとしています。