60歳以上の女性の7割「昔より化粧が大変」

東京イセアクリニックによると、アートメイクのカウンセリングを受ける50代以上の患者の割合は、2020年度の10.6%から2023年度には21.7%と増加しているという。

柴田看護師も「私が施術を担当するようになった7~8年前は、『美しくなりたい』と美容医療に敏感な20~30代の患者がメインでしたが、ここ最近は50~60代以上の患者も増えてきた印象です」と話す。

同クリニックの調査(※1)によると、60歳以上の女性の7割以上が「昔より化粧が大変」と回答。具体的には、▼まゆ毛をきれいに描く、▼シミを隠せないなどがあげられていて、加齢による視力や筋力の低下が影響しているとみられる。

Aさん(64)
「肌もたるんできて、まゆ毛を思うように描けなくて…まゆ毛さえちゃんと描けたら出かけられるんですけどね」

(※1)東京イセアクリニックが60歳以上の女性287名を対象に行った「メイクの悩みに関する調査」