渡部さんと塩作りをする仲間
「たまたま私が仕事で、解体をして廃材が出たんですね。それがよければって話から、『是非、いただきます』ってことで。自然からの恵み、これがすごく、ひしひしと伝わってきて、大切だな、後世に伝えていきたいなと思っています」

2日目の塩炊きを始めてから5時間。
この日はいつもより、炊き上がるのに時間がかかりました。

すると。

「木をもう2、3本、太いやつ。四角いやつ、四角いやつ」

塩爺自ら、火の調整を行いました。

「1回な、混ぜるのやめてな、ふた閉めて15分ほど」
 
そして、塩炊きを初めてから5時間半。
2日間かけて0.8トンの海水を炊き上げ、24キロの塩が取れました。

この後、さらに3日かけて天日干しをすれば完成です。