JR西日本は23年6月末からの豪雨による橋の損傷で運休が続くJR山陰線について再開のめどを3か月程度早め、24年中の復旧も可能とする見通しを示しました。

山口市で開かれたJR西日本の定例会見で広岡研二広島支社長が明らかにしました。

JR西日本 広岡研二 広島支社長
「これまで2025年度中と言うことでご案内をしていたんですけど、ちょうど工事が始まって1年半くらいになります2025年中には復旧できるのではないかと」

23年の豪雨では山陰線・長門市駅と小串駅の間の69か所で設備の損傷が確認されました。

阿川と長門粟野駅の間にかかる長さ約130メートルの粟野川橋りょうは、特に被害が大きく、5基の橋脚のうち真ん中の1基が傾くなど3基が大きな損傷しました。

傾いた1基は新しいものに建てかえられほかの2基は修繕されます。

この橋脚に乗っていた2連の橋桁部分は現在検査が進められていますが、これが再利用できれば24年中の復旧も可能とする見通しを示しました。

これまでは、24年度中としていましたが工事が順調に進んでいるとしました。