国民民主、なぜ合意? 星氏「自民・立憲の連携に危機感」か
井上貴博キャスター:
与党が数で押し切れない政治になりましたので、どのように協議をしていくか、ここからが正念場です。
自民・公明・国民が合意した内容は…

【特定扶養控除】
▼子どもの年収要件の引き上げ
与党側:130万円に緩和
国民民主党:150万円・2025年実施
【ガソリン税の暫定税率】
▼廃止することで一致
→廃止時期については今後協議
【103万円の壁】
▼2025年から引き上げ、178万円を目指す
→具体的な引き上げ幅については今後協議
ホラン千秋キャスター:
これまでは一つ、二つの党の価値観によって押し切られていた部分が、さまざまな選択肢で議論されるということは素晴らしいことだと思います。どう着地するのでしょうか。
井上キャスター:
地方の減収分をどう補填するかまだ見えてきませんし、期日も決まっていません。そのあたりはどうなっていくのでしょうか。

与党側としては、▼補正予算を早く成立させることが最優先、▼国民民主党の減税の額を具体的に示すのは財源の面で厳しいということのようです。
TBSスペシャルコメンテーターの星浩氏は「自民が立憲の修正案に応じたため、自民・立憲の連携に国民民主が危機感を持ち、あいまいな内容でも合意した」と分析しています。
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<プロフィール>
星浩さん
TBSスペシャルコメンテーター
1955年生まれ 福島県出身 政治記者歴30年