予算案 28年ぶりに野党の求めで修正 「政治改革」は着地点見えず
一方、立憲民主党は能登半島地震の復興予算増額など補正予算案の修正案を提出。委員会では政府の原案、与党の修正案、立憲の修正案と3つの案が並行して審議される異例の展開となりました。

立憲民主党 城井崇 衆院議員
「補正予算案が提出されて、我々に出された数字・説明というのは限られているわけです。我々としてはチェックのしようがない。総理、『熟議』と『公開』のためにも、ぜひそうした事前の情報共有について、与党並みに野党もしていただくということをお約束いただきたい」
石破総理
「ご趣旨はよく理解をするところでございます。充実した議論をいただくためにも、情報の公開というものについて、私どもの中でもよく検討いたしてまいります」
与党側は立憲が主張する能登半島の復興予算積み増しを受け入れ、立憲も与党修正案に賛成しました。予算案が修正され可決されるのは、1996年の自民・社会・さきがけの連立政権以来28年ぶりです。

政権幹部
「野党に押し込まれたように見えるかもしれないけど、それだけ取り込めたということだ」
一方、「政治改革」をめぐっては、与野党の隔たりは大きいままです。
12日、特別委員会で実質的な審議が始まりましたが、政策活動費の「公開方法工夫支出」や企業・団体献金の議論も平行線のままで、着地点は見えていません。