東京 13日は雨ぱらつくも、14日には再び冬晴れ・乾燥戻る見込み

小野裕子 気象予報士:
午後5時現在、相変わらず日本海側では雨や雪が降っている一方、太平洋側は晴れています。東京では3週間ほど、5時間以上の日照の日が続いているという状況です。

12日の天気図をみると、等圧線が縦じまのようになっています。これは、北風で日本海側には雪雲・雨雲が流れ込みますが、風下にあたる東京など太平洋側では晴れて空気が乾燥するという冬型の気圧配置で、これがしばらく続いていました。

13日には、日本海側と太平洋側に二つ低気圧が発生する予想で、気圧配置が変化しそうです。

13日朝に九州付近にある「南岸低気圧」は冬に大雪をもたらす低気圧ともいわれていますが、13日夜にかけて関東にも近づいてくる予想となっています。

井上キャスター:
もっと冬型が強くなると、東京にも雪を降らせる構図になるのでしょうか。

小野気象予報士:
寒気が強まると、雪雲が東京などの関東にもかかる可能性も出てきます。

13日、▼午前中は日本海側を中心に雪となり、▼午後になると四国の一部そして近畿、▼夕方以降は東海、▼夜には関東にも雨雲がかかる予想です。今のところ雪が降るのは山沿い中心となりそうで、大きな影響はないとみています。

気温が高いので、東京都心は13日の夜遅い時間帯に雨となりそうです。まだ予報にぶれがあるため、全く降らなかったり降ってもぱらつく程度になったりする可能性もあります。空気を潤すような雨にはならないでしょう。

東京は14日(土)には、再び冬晴れに戻り、湿度も30%程度まで下がりそうです。

札幌や秋田などでは雪が断続的に続く中、15日(日)は風も雪も強まって荒れた天気となるおそれがあります。吹雪にも警戒してください。

西日本でも寒気が強まります。鳥取には雪マークもついていますが、京都など雨マークのところでも雪が混じって初雪となる可能性があります。西日本の山沿いでも雪に注意してください。

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<プロフィール>
小野裕子 さん
気象予報士 防災士
前職はアナウンサー

田中ウルヴェ京さん
スポーツ心理学者(博士)
五輪メダリスト 慶應義塾大学特任准教授
こころの学びコミュニティ「iMiA(イミア)」主宰