これまで、車いすの利用者がバスに乗る際は様々課題がありました。

のぞみ観光バス 渡辺敦 社長「(これまで)入口のところで車いすを降りていただいて、介助の方やドライバーが背負ってお客様をシートまでご案内していた。
介助の方も非常に楽に、乗り降りができる」

きょうはこのバスを利用し、市内の観光地を巡るモニターツアーが行われ、観光福祉関係者およそ40人が参加しました。

ツアーの主催者の一人でもあり、車いすユーザーの加藤健一さんです。

加藤健一「駅や空港までは、便利がいいんですけど、そこからの移動手段の2次交通の課題が今まであったのかなと思います。今回こういうバスが導入されたことで、2次交通の部分も含めて快適に観光地を楽しむという部分では非常にいいのかなと思います」

高齢化が進む中、旅行ツアーの参加者も年配の人たちが増えているということで、観光地には多目的トイレや車いすの乗り降りができる広いスペースなどが求められています。

観光地をつなぐ交通機関についてもあらゆる人が利用しやすい形のものが増えてくるとみられています。

のぞみ観光バス 渡辺敦 社長「これからのバス会社は、この手のバスの導入は拍車がかかってくると思います。ほかのバス会社さんと連携しながらそういった取り組みをこれからしていきたいと思います」